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ストラテジー

いま「コンテンツプール」が必要な理由

企業のコンテンツへの投資が大きくなり、その需要が高まる一方、コンテンツに関する課題も多くなっています。企業が抱えるコンテンツに関する3大課題は、

  • コンテンツ費用の捻出(コスト)

  • 肥大化する運用工数(オペレーション)

  • 費用対効果の算出(ROI)

となり、数多く作ったコンテンツを管理運用し、費用対効果を検証し、再度費用を確保する、というループがうまく実施できていないケースが多い傾向にあります。
その課題を解決するのが、「コンテンツプール」という概念です。

コンテンツプールとは?

「徹底したスケジュール管理」「制作者との密なコミュニケーション」「素材の効率的な管理」、それぞれの役割をひとつに集約し、かつそこには各役割が持つ問題に対しての解が存在している … ということで、初めてコンテンツマーケティングの活動全体の効率化が図れます。コンテンツプールとは、これを実現するための考え方です。つまりコンテンツプールは以下の機能を持っているのです。

  • コンテンツ単位のワークフロー・スケジュールを管理する
  • コンテンツの制作に必要な素材を集約し、必要な人がアクセスできる
  • コンテンツ単位での配信チャネルを管理する
  • 配信後の効果測定ができる
  • 上記に必要なコミュニケーションを取ることができる

バラバラのツールがひとつに集約されるだけでも大きく無駄が省けます。ワークフローやスケジュールを確認しながら、担当者に必要な素材は何なのか、担当者のアクションがいつ必要なのかというような申し送りを、コンテンツを中心とし、ツールを行ったり来たりせずに一カ所で行うことができるようになるのですから。

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コンテンツの管理というと、さまざまなツール上の情報を、スプレッドシートに集約し、メールで情報をやり取りし、アセットは共有ディレクトリに置く … 多くの場合このようなスタイルを思い浮かべるのではないでしょうか。そしてこの方法が「完璧な方法ではないものの、今できる最善の方法」と考えているかもしれません。

エクセル管理の課題: コンテンツプールが必要な理由①

コンテンツマーケティングで扱うコンテンツはひとつではありません。そのひとつひとつを作るのに、多くの人、アセット、ワークフロー、スケジュールが存在しています。さらに、いつどのチャネルに配信するかという配信計画と、結果の計測も必要です。このようなコンテンツのひとつひとつの要素をスプレッドシートで管理するにはどうすればよいでしょう。ひとつのコンテンツでひとつのシート、制作、配信、測定それぞれでさらにシートを分ける、さまざまなやり方が考えられますが、最終的に、自分にしか理解できない1枚のシートができ上がることになるか、膨大な数のスプレッドシートが生まれることになるか、上手な管理方法を考えれば考えるほど、おそらくいずれかに行き着くのではないでしょうか。上手な管理を行うはずが、スプレッドシートを管理しないと適切な管理ができないという事態が生じるのです。

さらにスプレッドシートには問題があります。たいていのスプレッドシートでは、画像や動画といったアセットをスプレッドシートの中で直接管理することができない問題です。ファイルをどのフォルダで管理していて、どんなファイル名なのかまでは記述できますが、画像や動画そのものはスプレッドシートの中に配置することはできません。もちろん、画像を配置することができないわけではありませんが、実際に制作するコンテンツのアセットとして、配置されたファイルをそのまま使うことは(100%不可能ではないにしても)できません。

メールコミュニケーションの限界: コンテンツプールが必要な理由②

インターネットの黎明期からメールはコミュニケーションツールとして圧倒的な地位を築いてきました。ある話題について、送り手も受け手も、自身のタイミングで開封、返信ができ、なおかつやり取りの記録となるツール。メールのメリットはたくさんあります。けれども、コンテンツマーケティングの活動を推進するにあたっては、メールの特徴がマイナスに働く局面がたくさん出てきます。コンテンツひとつにつき存在するメールスレッドがひとつだとしたら、コンテンツの数だけメールスレッドが存在します。それだけでもメールの数は膨大になりますが、実際にはコンテンツの制作、配信、運用といったコンテンツの状態に応じて、おそらく複数のメールが飛び交います。さらに次第にメールのタイトルと内容との乖離が起こり、「あの情報はどのメールに書かれていたっけ?」という事態に。そうなると、送り手が「メールを送ったので共有済み」と思っているのに、受けては「そんな情報をもらった覚えはない」というようなことも起こりかねません。

もしそのようなコミュニケーションのトラブルが起こらないにしても、アセットをメールでやり取りするということを行うと、あるメールに添付されているアセットを使ったところ、それが最新ではない、というようなことも起こりえます。メールではひとつの素材のバージョンの管理を行うことができず、あくまでもメールのやり取りの時間軸に添って添付されている素材の履歴をたどるしかありません。スプレッドシート同様、メールを管理しないとコンテンツの管理ができないという事態が発生しているのです。

共有ディレクトリの問題点: コンテンツプールが必要な理由③

アセットの管理はメールやスプレッドシートではなく、共有フォルダで管理している場合も、いくつか課題があります。オンラインストレージなどの共有フォルダであれば、バージョンの管理もでき、アクセスできる人の権限管理もできるので、誤って古いバージョンのアセットを使ってしまった、使用が禁止されている地域で使われてしまった、というようなトラブルは十分に回避できます。しかしながら、共有ディレクトリは、あくまでもディレクトリであって、どのアセットがどのコンテンツで使われているのか、というようなことまでは管理できません。ディレクトリをコンテンツ単位で区切っているとしても、では他のコンテンツにそのアセットを再利用する場合は? 他のコンテンツのディレクトリにコピーを作り管理するしかありません。そうなると、その後そのアセットにアップデートがあっても、複製されたコンテンツはアップデートされないまま放置されるかもしれません。共有ディレクトリでのバージョン管理は、そのコンテンツが複製されず、1コンテンツでしか使われないという前提がない限りは、機能しないのです。ここでも、共有ディレクトリを適切に管理するという、管理のための管理が発生してしまいます。

コンテンツマーケティングにおいて達成すべき目標は何か?(=ROI)

結局のところ、スプレッドシート、メール、共有ディレクトリのそれぞれについて「管理するためのノウハウ」を駆使して初めて、さまざまな段階にある複数のコンテンツの進行を同時に管理・共有できるというのが現実なのです。より良いコンテンツを作ることに注力すべきなのに、スプレッドシートを読み解いたり、メールのスレッドをたどる、ディレクトリの中をさまようのに時間を費やしてしまっているというのは、管理やコミュニケーションの無駄が発生していると言えるのではないでしょうか。

ROIの向上というと、多くの場合ROIのR、すなわちリターンを大きくすることに目が向きます。同じ活動を通して、より多くの効果を得ることができるようになるのですから、これは間違いではありません。一方で、ROIのI、すなわち投資を少なくすることで、相対的にリターンを大きくするということも非常に重要です。投資を少なくするためには、予算を削減する、外注その他の仕入れ費用を削減する … というような、見えるコストの最小化が分かりやすい手法ですが、これは必要な費用を削りコンテンツの品質を低下するかもしれないというリスクもあります。ことコンテンツマーケティングにおいては、それ以上に比較的に見えにくいコストを小さくすることが、投資の最小化につながります。すなわち、コンテンツや、コンテンツを作り上げるためのアセットの管理、ワークフローやスケジュールといった進行に関するコミュニケーションの無駄を減らすということです。

ROIを高め、成果を出すためのコンテンツプール

コンテンツプールを構築することで、ひとつひとつのコンテンツの制作・運用工程で生じる無駄を省くことができます。これによって、ひとつひとつのコンテンツの制作・運用効率を図れるほか、コンテンツ・アセットの再利用においてもコンテンツプールを探せば、使えるものがすべて存在するという状態を作れるので、コンテンツマーケティング活動全体の効率化も図ることができます。これによって、従来は必要悪として存在していたコミュニケーションの無駄が削減できるので、結果として、コンテンツあたりの投資額を削減することが可能になるのです。

世界No1*のコンテンツマーケティング・プラットフォーム、NewsCred

NewsCredのコンテンツマネジメント・プラットフォーム(CMP)では、編集カレンダー、ライブラリ、アナリティクスと呼ばれる3つの機能で、コンテンツプールを構築することが可能です。Gartnerはコンテンツマーケティング・プラットフォームとしてNewsCredを最高評価*しています。

 

釜田 俊介はアマナのコンテンツマーケティングアドバイザーです。

NewsCredのサービスについては、NewsCred by amanaまでお問い合わせください。